夏は海に帰省にアウトドアレジャーなど、普段と比べて車で移動することも多くなるでしょう。

恐ろしいことですが、わずか15分で人体にとって危険な状態になることもあるという車内での子供の熱中症。

悲しいことに、7月24日、奈良市内の駐車場の車内で、9歳の男の子が熱中症とみられる症状で死亡しました。

同行の母親は病院に行くため、発見された午後2時55分までの1時間半ほど子供を車内に残してしまいました。当日の奈良市内の最高気温は34.1℃でした。

このような悲しい事故、夏には相次いでいるのが現実です。

今回はこのような事故を起こさないために知っておくべき、車内の熱中症原因、そしてその子供の症状、また暑さややけど対策などについてお話しします。

是非、参考にしていたければ幸いです。

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車内の熱中症原因と子供の症状について

車内で起こる熱中症

 日本の暑い夏、この時期、車内では何が起こるのでしょう。

JAF(一般社団法人日本自動車連盟)の実験結果があります。

室温を25℃にした車の窓を閉め切り、気温35℃の晴天下に置くと、エンジンを止めてから15分で人体にとって危険な状態になりました。

車内の最高気温は黒い車だと57℃、白い車でも52℃にも達しました。

サンシェードを使用した場合で50℃、3cm窓を開けた場合でも45℃。

ダッシュボードは70℃以上になる場合さえありました。

車内がこんなに高温になってしまうこと、ご存知でしたか?

エアコンをつけるから大丈夫、と思う人は多いのではないでしょうか?

ところがこの考えや他の原因もあって車内で熱中症になってしまうのです。

車内で熱中症になる原因は?

 車内で熱中症になる原因には下記があります。

①エアコンをつけていても後部座席は暑い

さて暑い時期、車内は暑くなるのでエアコンを使います。

そしてエアコンをつけるから熱中症にはならないでしょうと思うと、それが違うのです。

窓から日が当たっていたり、ダッシュボードの温度が70℃にもなってしまうことから、エアコンをつけていても外の気温より車内のほうが暑さを感じます。

そして、ドライバーの人は気づきにくいのですが、後部座席にまで十分に冷風が届いていない場合があります。

運転席・助手席が涼しくても、後部座席に座っている人には暑いままということがあります。

子供達は後部座席に座ることが多いですから、大人よりも暑く感じている可能性が高いのです。

結果、熱中症にかかりやすくなりますので、注意が必要です。

②水分不足

帰省や遠出など高速道路の渋滞に巻き込まれる可能性があると、サービスエリアなどにすぐに寄れないとトイレにも行けないので、水分を控えます。

それが熱中症の原因になります。

③キー閉じ込みの危険性

子供は車内で熱中症になってしまう可能性が高いこと、それと同時に是非とも頭に入れていて頂きたいことがあります。

それが「キー閉じ込み」です。

子供が誤ってロックを操作してしまうことから起こります。

JAFが出動したキー閉じ込み救援のうち、子供やペットが車内に残されたままであったケースは2016年8月の1ヶ月間だけでも、全国で300件以上にもなります。

保護者がキー閉じ込みに気づいたとしても、JAFが15分以内に到着できない可能性も十分にあり、熱中症になること、また命に関わる可能性があり大変危険です。

では、実際に子供が車内で熱中症になってしまった場合、どんな症状になるのでしょうか?

車内で熱中症になってしまった子供の症状は?

 子供は体温調節が十分に発達していないため、大人よりも熱中症にかかりやすいと言われています。

特に乳幼児は脱水症状を起こしやすく、熱中症のリスクも高くなります。

重症化するまでの経過が早いところにも注意してください。

そして熱中症の主な症状には下のものがあります。

  • 顔が赤くなる
  • 体温が上がる
  • ぐったりする
  • 乳幼児は脱水症状が進むと逆に手足が冷えたり唇の色が悪くなる
  • 汗がでなくなる
  • おしっこの量が少ない

などがあります。

また熱中症がひどくなってくると、下の症状も起きることがあります。

  • 吐き気
  • 呼掛けに反応しない
  • 筋肉痛や筋肉のけいれん

乳幼児は自分で暑さ、体調の悪さを訴えることが難しいですね。

このような症状が1つでもあったら要注意です。

すぐに病院に行ってください。

それでは次に、車内の暑さ・やけど対策やエアコン温度についてお話ししていきます。

車内の暑さ・やけど対策やエアコン温度アドバイス 

車内の暑さ対策

車に乗り込むときの暑さ対策

買い物やお出かけの帰りの際に車に乗り込むと、これでもかというくらいの熱気で満ちていますね。

そんな車内には載りたくないですし、熱中症の危険性も増してしまいます。

そこで、車内の暑さを効率よく下げる方法をご紹介します。

  1. 窓を開ける
  2. エアコンを外気導入で入れる(内気循環にはしないように)
  3. 温度設定は最冷、風力も最大に
  4. 1~2分そのまま走行し、車内の暑い空気を外で出す
  5. 車内の方が外気より涼しくなったら、窓を閉めてエアコンを内気循環に切り替える
  6. 温度設定と風力を弱めて、適度に調整する

車のエンジンを切る際の暑さ対策

また、車から離れる時はサンシェードを使うのもとても効果大です。

一番熱くなるダッシュボード、特にここを隠すように置くとさらに効果的です。

車内でのやけど対策

車内の温度だけでなく、熱くなったチャイルドシートやシートベルトの金具でやけどの危険があります。

車内のやけど対策としては、

  • 後部座席の窓に吸盤でつけられるサンシェードをつける
  • 紫外線および赤外線をカットする日よけフィルムをつける
  • 車から降りる時に、小さな保冷剤をチャイルドシートや座席に置いておく

お子さんの座る後部座席にはこれらのやけど対策をしてあげてくださいね。

車内のエアコン温度は何度?

車内を快適にするために夏はエアコンが必須です。

そして、エアコンを使うと車の燃費が悪化します。

出来るだけ燃費を悪化させない上手なエアコンの使い方、温度設定はどうなっているのでしょうか?

家庭用エアコンは設定温度を下げれば下げるほど電力消費が多くなりますが、実はカーエアコンは違うのです。

設定温度が低くても高くても燃費は同じくらい悪くなります。

これは、エアコンをONにするとまず最大限の仕事を行い、その後エンジンから発生している熱と冷たい空気を混合させることで温度調節を行う原理で作動しているからです。

温度を上げると逆にもったいないことをしていることにもなります。

ですから、最も燃費の良いエアコンの使い方は、

  • 設定温度を最低にする
  • 車内が冷えたらA/Cスイッチを手動でOFFいし、送風状態にする。

という方法です。

子供の暑さ対策グッズ

子供がもっと快適に過ごせるようアイデアに、チャイルドシート専用につける保冷剤があります。

  • カンガルー 保冷・保温やわらかシート:2,574円(税抜)

柔らかく、クッション性があり、キンキンに痛いほどには冷たくならない優れものです。

タオルケットなどを上に置くことで調整もでき、また長距離でも保冷効果が続くのが嬉しいアイテムです。

まとめ

  • 暑い日はエンジンを止めてから15分で人体にとって危険な状態に
  • 車内温度は外の気温より10~15℃高い
  • キー閉じ込みの危険性
  • 子供の反応が無かったり汗が出なくなったら即病院へ
  • サンシェードや保冷剤を活用

車内の熱中症の原因や子供の症状、暑さ対策ややけど対策そしてエアコンの使い方や設定温度についてお話ししました。

毎年、気温が上がっていくかのような日本。

夏のレジャーを楽しいものにするには、車内の熱中症対策が必要とされるのは必須です。

そして、熱中症はもちろん、お子さんが車を操作してしまう可能性や防犯上の理由からも、車から離れる際にはどんなに短時間であっても子供を車内に残すことが無いようにするよう、ここでもう一度しっかりと頭に入れる必要があります。

ちょっとだけ、が取り返しのつかない事故につながります。

誰かの車に子供が残されているのを見た場合も、至急対応するようにするべきだと思います。

安全に配慮して笑顔たくさんの思い出ができる夏になりますように!最後まで読んで頂き、ありがとうございました。