前韓国大統領、朴槿恵(パク・クネ)氏が2017年3月10日、弾劾裁判により罷免となりました。それに伴い、韓国では新たな大統領を決めるため、大統領選挙が行われることになりました。

日本でも総理大臣が辞任することになると、選挙が行われますが、韓国の大統領選挙はどのような形で行われるのでしょう。

また、韓国は日本の隣国でもあり、密接な関わりを持つ国でもあり、現状が気になるものです。

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韓国大統領選挙の投開票の日程

韓国大統領選挙の投票日程

韓国では大統領が辞任し、新たな大統領を決めるまでの期間を、60日以内と定めています。

そして2017年の大統領選挙の投票日日程は5月9日となりました。

投票時間は9:00~20:00となります。

在外選挙投票の日程は別日

しかし、国内に居住していない国民が投票することが出来る在外選挙投票の日程は事前に投票日が設定されております。

その投票日程が、4月25日から4月30日の6日間となっております。

投票時間は午前8時から午後5時まで、大使館や総領事館などの韓国公館所在地にて投票を行うことが出来ます。

韓国大統領選挙の開票日程

韓国の大統領選挙は通常水曜日に行われていたため、5月3日ではないかと予想されていたのですが、5月3日は韓国の祝日に当たる日であり、開票日は1週間前の4月26日が有力視されていました。

しかし、韓国政府は5月9日を開票日とすると情報開示し、2017年の大統領選の開票日は5月9日となります。

ちなみに5月9日の投票後、すぐに開票が行われます。そのため5月9日中には韓国大統領が決定されることが予想されます。

そのため開票終了の20:00から2~3時間経過した22時頃には発表されるかもしれませんね。

韓国大統領選挙の有力候補者の予想

民主党:文在寅(ムン・ジェイン)

韓国の政党の中で最大の野党である、民主党から立候補している文在寅氏は、3月上旬の支持率が独走しており、現在もかなりの支持を集めています。2012年に行われた大統領選挙では、前大統領である朴槿恵氏と大接戦を繰り広げた実績もあり、有力者であることが分かります。

しかし、3月30日に自由韓国党のキム・ソンウォン報道官が文在寅氏がセウォル号沈没事故に関わっているのではないかと匂わす発言と、文在寅に対して謝罪と大統領選挙出馬の辞退を要求したことで、波紋を呼んでいます。

文在寅氏側は同日、ソウル南部地検にキム・ソンウォン氏に対する訴状を提出したのです。最も支持率の高い候補者であるため、今後の支持率にどう影響するのか気になります。

<文在寅(ムン・ジェイン)の主張はこちらから>

文在寅が反日反米なのは何故?赤化統一発言や政策公約と支持率も

民主党:安煕正(アン・ヒジョン)

次いで有力候補者とされているのは、共に民主党の安煕正氏(アン・ヒジョン)です。文在寅氏と同様の政党からの立候補になります。

有力候補者の1人でもあった、潘基文氏(前国連事務総長)の不出馬が決まり、安煕正氏に支持が集まるようになったと予想されます。

52歳で候補者の中で最若手であるものの、学生時代から政治活動を積極的に行っていました。また二度の服役を経験していることもあり、波乱万丈な人生を送ってきた事が吉と出るか凶と出るか、大統領としての活躍の可能性は高まります。

<安煕正(アン・ヒジョン)の主張はこちらから>

安煕正は反日で慰安婦問題白紙も?日本への影響や主張と韓国支持率も

候補者の支持率

<3月27日時点>

  • 文在寅氏:60.2%
  • 安煕正氏:20.0%

<3月29日時点>

  • 文在寅氏:48.7%
  • 安煕正氏:36.7%

支持率1位を独走中の文在寅氏は3月27日の支持率は60.2%でしたが、3月29日の時点では47.8%となり、過半数を占める事の無い支持率となりました。

一方、安煕正氏の支持率は3月27日の時点では20.0%でした。また安煕正氏は、歴代大統領の政策を擁護するような発言をしたことにより、国民から猛反発を受けるということもありましたが、3月29日の支持率は36.7%と、追い上げをみせています。

これからラストスパートにかけ、支持率の追い上げや大きな動きが起こることも示唆され、目が離せません。

韓国大統領選挙の仕組み

選挙制度について

韓国では、大統領中心制というものがあり、大統領選挙は、極めて重大な選挙だといえます。

韓国大統領選挙は1948年に初めて行われました。その際は、国会議員による間接選挙というものが行われたのです。第5回大統領選挙では、直接選挙というものが行われたものの、1972年の第8回大統領選挙では間接選挙となりました。韓国では過去7回にわたり、間接選挙が行われてきたのです。

1987年、民主化宣言により国民投票による直接選挙制度が導入され、2017年5月9日に行われる今回の選挙も直接選挙制度が適用されます。

韓国に居住していない場合の選挙権

また、上記でも触れましたが、在外投票というものが認められているため、韓国に居住していない場合も、投票することが可能です。しかし、在外投票をするためには在外選挙人や国内不在者というものに登録しなければいけません。

韓国大統領選挙が日本や世界に与える影響

韓国大統領選挙は隣接している日本にも、大きく関係するものなのです。慰安婦問題、日韓合意について、為替の値動き、様々なものに関係してきます。

今後、決定する大統領の思想によっては、日本と良好な関係を築いていくことができるのか、気になるところです。

日本だけではなく、世界に与える影響も考えられます。しばらくの間、大統領中心制度である韓国の大統領がいないという状態になり、韓国の情勢は落ち着かないことが予想されます。大統領選挙を終え、早く情勢が落ちつくと良いものです。

また、朴前大統領が職務停止中であった約3ヶ月の間に、北朝鮮は弾道ミサイルの発射を繰り返したこともあり、韓国政府の最高権力が空白になってしまっている選挙期間中の、北朝鮮の動きも注意する必要があるでしょう。

6まとめ

  • 2017年韓国大統領選挙の投票/開票の日程は、5月9日に決定。
  • 在外選挙投票の日程は、4月25日から4月30日までの6日間。
  • 大統領有力候補者は、共に民主党の文在寅氏と安煕正氏。
  • 韓国大統領選挙伴い、慰安婦問題、日韓合意、為替の値動きなどに影響が出る可能性が高い。
  • 韓国と密接な関係にある北朝鮮の動きに注意が必要。

日本と隣接する韓国での大統領選挙ですので、日本への影響も大いに出てくることでしょう。

まずは5月9日までの投票/開票が来るまで、韓国という国の情勢が混乱しないこと、そして北朝鮮の動向には目を向けておくとよいかもしれませんね。

長文お付き合いいただき、ありがとうございました。